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■社会保険労務士試験過去問研究室 | |||||
労働安全衛生法に定める技能講習等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 (A)フォークリフト運転技能講習を受講しようとする者は、当該技能講習を実施する所轄労働基準監督署長に技能講習受講申込書を提出しなければならない。 (B)フォークリフト運転技能講習を修了した者は、当該技能講習の修了により就くことができるフォークリフトの運転の業務に従事する場合は、フォークリフト運転技能講習を修了したことを証する書面を携帯している必要はない。 (C)事業者は、最大荷重が1トン未満のフォークリフトの運転の業務については、労働安全衛生法第59条第3項のいわゆる特別教育を行わなければならない。 (D)各種商品卸売業及び各種商品小売業の事業者が、当該事業場の倉庫内で、労働者を最大荷重が1トン以上のフォークリフトの運転の業務に就かせる場合については、労働安全衛生法第61条第1項に定める就業制限の適用は除外される。 (E)労働安全衛生法第61条第1項に定める資格を有しない個人事業主が、当該事業場の倉庫内で、最大荷重が1トン以上のフォークリフトの運転の業務に就いた場合については、労働安全衛生法の罰則規定は適用されない。
(A)誤り 法61条、則80条 技能講習を受けようとする者は、技能講習受講申込書を当該技能講習を行う登録教習機関に提出しなければならないことになっている。 よって、「所轄労働基準監督署長に技能講習受講申込書を提出」とした問題文は誤りとなる。 なお、技能講習を行った登録教習機関は、当該講習を修了した者に対し、遅滞なく、技能講習修了証を交付しなければならないことになっている。(則81条) (B)誤り 法61条3項 就業制限業務につくことができる者は、当該業務に従事するときは、これに係る免許証その他その資格を証する書面を携帯していなければならないことになっており、フォークリフト運転技能講習修了者がフォークリフトの運転の業務に従事する場合は、フォークリフト運転技能講習を修了したことを証する書面を携帯しなければならない。 よって「携帯している必要はない」とした問題文は誤りとなる。 (C)正解 法59条3項、則36条 事業者は、最大荷重1トン未満のフォークリフトの運転(道路上を走行させる運転を除く。)の業務に労働者をつかせるときは、当該業務に関する安全又は衛生のための特別の教育を行なわなければならない。 よって、問題文は正解となる。 (D)誤り 法61条1項、令20条 最大荷重が1トン以上のフォークリフトの運転(道路上を走行させる運転を除く。)の業務については、就業制限業務に該当するため、 フォークリフト運転技能講習を修了した者等の一定の資格を有するものでなければ、業務に従事させることはできない。 よって、「就業制限の適用は除外される」とした問題文は誤りとなる。 (E)誤り 法61条、法120条1号、令20条 最大荷重が1トン以上のフォークリフトの運転(道路上を走行させる運転を除く。)の業務については、就業制限業務に該当するため、資格を有しない者が当該業務に従事した場合は、罰則規定が適用されることになり、本問の場合、50万円以下の罰金の処せられることになる。 よって、「労働安全衛生法の罰則規定は適用されない」とした問題文は誤りとなる。 |
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