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トップページ社会保険労務士試験情報局ブログ版バックナンバー雑感その1 2006/10/22
■雑感




■完璧主義はやめよう

完璧主義の人っていますよね。

私は、なんでも、かんでも、「きちっり」やっていないと気がすまないタイプの人が完璧主義な人と思っています。

このタイプの人が、社会保険労務士試験の勉強を始めたらどうなるんでしょう。

1.テキストの全体像をつかんでから、問題集中心の勉強にシフトせずに、テキストを熟読して、ほぼ完璧に内容を理解してからでないと問題(過去問も)は解かないので、勉強はテキスト中心となります。

2.テキストの中で一箇所でも分からないところがでてくると、そこで止まってしまい先にすすまない。

3.テキストに載っている細かい規定まで、「なぜこの規定ができたのか」という細かいことまで気になってしかたがない。

私のイメージではこんなところです。

しかし、このような細かいところにこだわっていては、合格ラインに達するのは難しいと思います。

なぜなら、社会保険労務士試験は、何も満点を要求される試験ではありませんので、テキストを完璧に覚えなくても大丈夫ですし、細かい制度の定義等まで暗記しないと問題が解けないわけではありません。

なので、何度も言っていますが、テキストは全体像をつかむために通読したら、すぐに問題集や過去問中心の勉強法にシフトし、テキストは分からないところを調べる辞書代わりにつかいます。

なお、すぐに問題集を解くと余りにも正解できずにやる気がなくなってしまう場合は、問題と解説だけを読み込んでいく方法がお勧めです。

問題集は、「存在する問題はすべて解く」といった勢いで、時間が許す限り、できるだけ多くの市販問題集、予備校の答練を受けるほうが良いです。

このようなことを言うと、「問題集や過去問以外のところから出題されたらどうするの?」と思われる方がいるかもしれませんが、(実際に聞かれたことアリ)テキストや分厚い解説集を読んでいても知らないところは出てくるので、「テキスト中心主義」で勉強しても同じですね。

それに、過去問は試験問題作成者(厚生労働省の職員と聞いたことがありますが、実際誰が作っているんでしょう?)が「社会保険労務士として必要な知識はこの程度です」と教えてくれている個所だし、問題集は予備校のスタッフが過去問をベースに練り上げた問題なんで、個人で「ここはでる、ここは大事だ」と考えるより、ずっと出題可能性の高いツールだと思います。

まあ、「私はテキスト中心主義でがんばる」という方で、実際に効果がでている方なら、「問題集中心主義」にシフトする必要はないと思いますので、今日の内容は読み飛ばしてもらってOKです。

では。

(おまけ)
ちなみに社会保険労務士試験の作成者ですが、厚生労働省の職員というのと同時に、次の本が労働基準法のタネ本ではないかと聞いたことがあります。(本当かどうかは知りませんよ)

労働基準法〈上〉
労働基準法〈下〉

でも、受験生の方はこのタイプの本は読まないほうが良いと思います。
まあ、社会保険労務士になったら必要なんで、買っておいて辞書代わりに使うのはいいかもしれません。

間違っても「通読しないように・・・」

  

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