社会保険労務士試験に楽に合格する方法論を研究するサイト | ||||
トップページ > 過去問は必要ない? | ||||
■社会保険労務士試験勉強の雑感 | ||||
たまに「社会保険労務士の本試験では過去問と同じ問題は出ないので過去問は不用だ」みたいなことを言っている社会保険労務士受験生をみかけますが、これでは短期合格は絶望だと思います。短期合格どころか社会保険労務士試験に合格することはできないかもしれません。(言い過ぎかな) たしかに社会保険労務士の本試験で出題されたのと全く同じ問題は出ないかもしれません。 しかし、社会保険労務士試験の出題傾向や難易度を知るには、実際の社会保険労務士試験の本試験に出題された過去問を研究する以外にはありません。 実際に社会保険労務士の本試験問題を解いてみるとわかると思いますが、社会保険労務士受験用テキストの同じ箇所が何回も類似問題として出題されているのがわかると思います。 なので、過去問は「同じ問題はもうでない」と考えるより、「過去に出た箇所だから今回の本試験でもでるかも?」と考えて徹底的に対策するのが正しい考え方です。 なぜ過去問が有効なんでしょう。 社会保険労務士試験は相対試験です。 相対試験とは社会保険労務士受験生のうち一定の点数を取った人を全員合格させる試験でなく、社会保険労務士受験生のうち成績上位の者を順に合格させる試験です。 社会保険労務士試験の過去データから見ると、合格者の人数は受験生の上位約9%くらいを合格させているようです。 よって受験人数が増えれば合格者も増えることになります。 極論を言えば、例え自分がすごく出来たと思い採点して8割正解していても、他の受験生のほとんどが9割以上正解していると合格することはできません。 反対に自分では2割くらいしかできていなくても、他の受験生のほとんどが1割以下の正解率の場合は合格できることになります。 なので、社会保険労務士の本試験を出題する側としても、ほとんどの受験生が正解できる問題とほとんどの受験生が正解できない問題は出題候補から外す必要があります。 だから、極端な難易度の問題を出題することができず、また、年によって問題の難易度を大幅に変えることはしにくい(批判がでる場合があるから)と思いますので、どうしても過去問の類似問題になってしまうのはしかたないかもしれません。 短期合格を目標とするのなら、学習の進度にあわせて、その都度、過去問を解き分析をしながら、現在の自分の理解度を知り、それによって学習計画を見直すといったことを繰り返す必要があります。 「過去問は何年前まで遡るのが良いのか?」という質問もよく受けますが、遡れるだけ遡るのがベターだと思います。具体的には平成に入ってからの過去問を解いておくといいと思います。 余談ですが・・・ 最高峰の資格試験である司法試験の合格者に聞いた話しですが、過去問を中心において勉強したと言っていました。 また、他の国家試験の合格者に聞いても、私のまわりには過去問を軽視している人は一人もいませんでした。 |
||||
→社会保険労務士試験情報局トップに戻る | ||||
Copyright (C) 2005 社会保険労務士試験情報局 All Rights Reserved | ||||