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■社会保険労務士試験勉強の雑感




■社会保険労務士試験は短期決戦で

社会保険労務士資格に興味のある方からたまに受ける質問に「社会保険労務士試験は科目数が多いので、長期間かけてじっくり理解し実力をつけてから受験したほうがいいですか?」というのがあります。

これに対する私の回答ですが、「社会保険労務士の場合は、1年で合格するつもりでがんばったほうが良い」と言っています。

なぜなら、社会保険労務士試験で出題される労働社会保険関係法は頻繁に改正されるので、長期計画で取り組むと、どの部分が法改正され、どの部分がそのままの規定なのかを確認しながら対策する必要がでてきて、余分な労力を使うことになるからです。

それに、混乱してしまう場合もあります。

1年で社会保険労務士試験に出題される膨大な量をすべて理解するのは無理だと思われる方はいらっしゃるかもしれませんが、社会保険労務士試験に合格するためには満点近い点数を取る必要がなく、合格判定もすべての科目で基準点をクリアした者の内、成績上位の者から9%程度を合格させる相対評価試験です。

※正式に発表されているわけではありませんが、合格基準がその年により調整され、だいたい合格率が9%前後だということから明らかだと思います。

なので、社会保険労務士試験の場合は、よく出題される箇所を重点的に学習し、合格レベルにある他の受験生が間違わない問題を自分も確実に得点していけばいいわけです。

具体的には、年度により多少難易度に違いはありますが、過去に出題された箇所を重点的にチェックしていき、それ以外の知識については、過去問以外の問題集を解きながら増やしていけばいいのです。

そして、もうひとつの理由は、「1年で合格するぞ!」というのと「じっくり取り組もう」と思って受験勉強するのでは、全然気合の入り方が違う点です。

1年合格を目標にしている場合は、合格する知識を得るにはどうしたらいいのかを考えながら勉強するのに対し、じっくり取り組もうと考えていると、つい難しい問題や理解しにくい問題を先延ばしにしてしまいがちになるので、いつまでたっても合格レベルに到達しないということも考えられます。

もし、不合格となった場合でも、必死で勉強し身になった知識があれば、翌年の試験に向けて良いスタートが切れると思います。

  

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