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■社会保険労務士試験勉強の雑感




■パレートの法則〜出題が予想される個所を重点的に対策

私は社会保険労務士試験の勉強に限らず、試験勉強は、問題集を学習の中心にするのが一番効率的だと考えています。
※司法試験や公認会計士試験のようなハイレベルな論文試験が出題される国家試験のことはわかりませんので、つっこまないでくださいね。(笑)

しかし、中には問題集や過去問題を解くだけでは、「本試験で全く知らない問題が出たら困る」といってテキスト中心に勉強する方も多いようです。

私の印象では、完璧主義の方に多いようですね。
特に、まず、何がなんでも基本書を完全に理解し、それからその覚えた知識で問題を解いていくというタイプの方ですね。

なので、「完璧主義にならなくても社会保険労務士試験の合格レベルになれるよ」ということを今日は「パレートの法則」なるもの引き合いに出してご紹介したいと思います。(参考にならなかったらゴメンなさい。)

パレートの法則とは、「20%の高額所得者のもとに社会全体の80%の富が集中し、残りの20%の富が80%の低所得者に配分される。」とされている法則です。

別名は「20:80」の法則と呼ばれることもあります。

この法則は色々なところにも存在するようです。

例えば、人事労務関係では、「会社の利益の80%は上位20%のハイパフォーマーによってもたらされており、残りの20%の利益を残り80%のスタッフが稼いでいる。」とよく言われます。(私もある方の講演会で教えてもらったんですが・・・)

しかし、パフォーマンスの高いスタッフのみを集めて、仕事をさせてみると、その中でも上位20%が80%の利益をだすように分布するようです。

そして、またまた聞いた話なんですが、50人のイケメンを集めてきて、10人づつ5グループにわけ、そのなかでもイケてる男性を選んでもらうと、2人くらいが選ばれるそうです。

それから、選ばれたイケメン中のイケメンである10人(2人×5グループ)で、またまたイケてる男性を選んでもらうと2人くらいに票が偏るらしいです。

話が脱線しましたが・・・。(笑)

そこで、このパレートの法則を試験勉強にあてはめてみると、本試験で出題されるような重要箇所の80%は、試験範囲全体の20%に集中しているということになります。(多少強引な理論かもしれませんが・・・)

なので、試験勉強をする上で大切なのは、その20%の範囲を見極め、そこを集中的に潰していくことです。

では、「その20%はどこなの?」という疑問が湧いてくると思います。

その箇所を見つけるのは簡単なんですよ。

それは、過去の社会保険労務士試験で出題されたところです。

過去問は試験委員のえらーい先生方が、社会保険労務士となるには、「この知識を知っている必要がある」として出題してますので、そのまんま重要箇所です。

だから、過去問を集中的に潰せばOKです。

また、問題集は各予備校や出版社が過去の本試験も問題や出題傾向を分析して作成していますので、これも潰すべき20%の箇所です。

これが、私が問題集中心主義にこだわる理由です。

でも、「テキストを読んで完全に理解してから、問題集を解いて実力をアップしていく」方法で、効果で出ている人については、そのままがんばったほうがいいと思います。

しかし、「どうも勉強がうまくいかないな」と思われている方は参考にしていただければ嬉しく思います。

  

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