社会保険労務士試験に楽に合格する方法論を研究するサイト
社会保険労務士試験情報局
トップページ 社労士試験独学勉強法
■社会保険労務士試験勉強の雑感




■社労士試験独学勉強法

最近、私の友人が社労士試験を受けてみようと思い立ったそうですが、基本書、過去問集を買ってそのままほとんど開くことなく、本試験を受けませんでした。
そこで、せっかく買った本なのでもったいないから、来年に向けて勉強しようと思うが効率的な勉強法を教えてほしいと聞かれました。

私が真っ先にアドバイスしたことは・・・。

「今もっている基本書と過去問集は今すぐ捨てること。」です。

社労士試験の出題科目は法改正が多いので、古い基本書はみない方がいいです。再チャレンジの方はすべて買いなおしましょう。

そして、それらを買ってきたらまず、過去問集はしまって、基本書を一気に通読することがポイントです。
基本書を読む代わりに講義テープ等を聞いてもいいですが、ながら勉強では頭に入りませんので、真剣に聞く必要があります。(そうすると思ったより時間がかかるんですね。)

なので、個人的にはテキストの通読がおすすめです。それもできるだけハイスピードで全科目読んでください。(途中でわからないところがあっても強引に読んでしまってください。)

そして、1回目の通読が終われば、過去問集を開きます。しかし解いていくのではありません。解いてもおそらくほとんどできないと思います。

過去問(5年分くらい)で出題された論点について書かれた箇所を基本書から見つけ出し、マーカーを入れていきます。同じ個所が表現を変えて出てくると思いますが、その場合はそこに2重にマーカーを入れておきましょう。

マーカーを入れる作業が全科目終わったら、今度はマーカーを入れた箇所をしっかり理解しながら基本書を読み進めていきます。暗記するのではく、しくみを理解していくようにします。

ここまで、完了したらインプットはそこそこできていると思いますので、次に一問一答式の問題集を買ってきて、それを繰り返し解いていきます。
解きながら正解の肢は覚えているかどうか、誤りの肢はどの部分が間違っていてどのように直せば正解になるかを答えることができるようになるまで繰り返します。

その後は、選択式問題集で穴埋め問題になれていきます。選択式問題集は簡単な「まとめ」としても使えるので、何種類か買う方がいいと思います。そして空欄箇所や重要な語句は暗記していきます。

ここまでくると合格ラインが見えてきますので、市販の模擬試験問題集を片っ端から買って、実際に時間を図って解いていき、答え合わせをして合格点が取れるかチェックしていきます。
そして、間違った問題とその解説をノートに抜き出して自分だけの「間違った問題集」を作り、その箇所をしっかり覚えていきます。

あと、一般常識は問題集が発売されていますので、それだけを1か月くらいかけて集中してやってください。
ここは法令中心に勉強し、労務管理用語を覚える、時間がないなら労働経済は捨てるくらいの割り切りが必要だと思います。

これでおそらく合格ラインに達すると思います。

最近の問題文は長文で難しい箇所からの出題も多いですが、がんばってください。

独学勉強法などとエラそうなことを言っていますが、ここで書いていることは私自身がやった方法です。

10年以上前(私は平成13年の合格)のことなんで役に立たないと思われるかもしれませんが、まあ勉強法に迷っている方は参考にどうぞ。

ちなみに、私の知り合いで平成12年に合格した方も同じような勉強法だと言っていましたよ。
  

→社会保険労務士試験情報局トップに戻る
Copyright (C) 2005 社会保険労務士試験情報局 All Rights Reserved