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トップページ過去問研究室(厚生年金保険法) 平成23年厚年-第8問(標準報酬月額)
■社会保険労務士試験過去問研究室




■平成23年厚年-第8問(標準報酬月額)

厚生年金保険法第20条第2項に規定する標準報酬月額に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(A)毎年3月31日における全被保険者の標準報酬月額を平均した額が標準報酬月額等級の最高等級の標準報酬月額を超える場合において、その状態が継続すると認められるときは、その年の9月1日から、健康保険法第40条第1項に規定する標準報酬月額の等級区分を参酌して、政令で、当該最高等級の上に更に等級を加える標準報酬月額の等級区分の改定を行うことができる。

(B)毎年3月31日における全被保険者の標準報酬月額を平均した額が標準報酬月額等級の最高等級の標準報酬月額を超える場合において、その状態が継続すると認められるときは、その翌年の4月1日から、健康保険法第40条第1項に規定する標準報酬月額の等級区分を参酌して、政令で、当該最高等級の上に更に等級を加える標準報酬月額の等級区分の改定を行わなければならない。

(C)毎年3月31日における全被保険者の標準報酬月額を平均した額の100分の200に相当する額が標準報酬月額等級の最高等級の標準報酬月額を超える場合において、その状態が継続すると認められるときは、その年の9月1日から、健康保険法第40条第1項に規定する標準報酬月額の等級区分を参酌して、政令で、当該最高等級の上に更に等級を加える標準報酬月額の等級区分の改定を行うことができる。

(D)毎年3月31日における全被保険者の標準報酬月額を平均した額の100分の200に相当する額が標準報酬月額等級の最高等級の標準報酬月額を超える場合において、その状態が継続すると認められるときは、その翌年の4月1日から、健康保険法第40条第1項に規定する標準報酬月額の等級区分を参酌して、政令で、当該最高等級の上に更に等級を加える標準報酬月額の等級区分の改定を行わなければならない。

(E)毎年3月31日における全被保険者の標準報酬月額を平均した額の100分の300に相当する額が標準報酬月額等級の最高等級の標準報酬月額を超える場合において、その状態が継続すると認められるときは、その翌年の4月1日から、健康保険法第40条第1項に規定する標準報酬月額の等級区分を参酌して、政令で、当該最高等級の上に更に等級を加える標準報酬月額の等級区分の改定を行わなければならない。



■解説

(解説)
標準報酬月額等級区分の改定(法20条2項)
毎年3月31日における全被保険者の標準報酬月額を平均した額の100分の200に相当する額が標準報酬月額等級の最高等級の標準報酬月額を超える場合において、その状態が継続すると認められるときは、その年の9月1日から、健康保険法第40条第1項に規定する標準報酬月額の等級区分を参酌して、政令で、当該最高等級の上に更に等級を加える標準報酬月額の等級区分の改定を行うことができる。

(A)誤り
「全被保険者の標準報酬月額を平均した額」と記載されている点が誤りとなる。
正しくは、「全被保険者の標準報酬月額を平均した額の100分の200に相当する額」である。

(B)誤り
「全被保険者の標準報酬月額を平均した額」と記載されている点、「その翌年の4月1日から」と記載されている点から誤りとなる。
正しくは、「全被保険者の標準報酬月額を平均した額の100分の200に相当する額」、「その年の9月1日から」である。

(C)正解
解説のとおりで、正しい内容となる。

(D)誤り
「その翌年の4月1日から」と記載されている点が誤りとなる。
正しくは、「その年の9月1日から」である。

(E)誤り
「全被保険者の標準報酬月額を平均した額の100分の300に相当する額」と記載されている点、「その翌年の4月1日から」と記載されている点から誤りとなる。
正しくは、「全被保険者の標準報酬月額を平均した額の100分の200に相当する額」、「その年の9月1日から」である。

  

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