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トップページ > 過去問研究室(労働保険徴収法)> 平成15年労災-第8問(労働保険の保険関係) | |||||
■社会保険労務士試験過去問研究室 | |||||
保険関係に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 なお、以下において「労働保険」とは、労災保険及び雇用保険の総称である。 (A)労災保険に係る労働保険の保険関係は、労災保険法の適用事業が開始された日の翌日に成立する。 (B)労災保険に係る労働保険の保険関係は、当該保険関係が成立している事業が廃止され、又は終了した日に消滅する。 (C)労働保険の保険関係が成立した事業の事業主は、その成立した日から起算して15日以内に、所定の事項を政府に届け出なければならない。 (D)労働保険の保険関係が消滅した事業の事業主は、その消滅した日の翌日から起算して15日以内に、所定の事項を政府に届け出なければならない。 (E)労働保険の保険関係が成立している事業の事業主は、保険関係の成立の届出に係る事項のうち所定の事項に変更があったときは、変更を生じた日の翌日から起算して10日以内に、その旨を政府に届け出なければならない。
(A)誤り 法3条 労災保険に係る労働保険の保険関係は、労災保険法の適用事業が開始された日に成立することになっている。 よって、「適用事業が開始された日の翌日に成立する」とした問題文は誤りである。 (B)誤り 法5条 保険関係が成立している事業が廃止され、又は終了したときは、その事業についての保険関係は、その翌日に消滅することになっている。 よって、「事業が廃止され、又は終了した日に消滅する」とした問題文は誤りである。 (C)誤り 法4条の2第1項 保険関係が成立した事業の事業主は、その成立した日(翌日起算)から10日以内に、その成立した日、事業主の氏名又は名称及び住所、事業の種類、事業の行われる場所その他厚生労働省令で定める事項を政府に届け出なければならないことになっている。 よって、「その成立した日から起算して15日以内」とした問題文は誤りである。 (D)誤り 法5条、法19条 保険関係が成立している事業が廃止され、又は終了したときは、その事業についての保険関係は、その翌日に消滅することになり、保険関係が消滅した場合は、保険関係が消滅した日から50日以内に確定保険料申告書を提出し、確定保険料の清算を行えばよいことになっている。(保険関係消滅に関する届出は必要ない) よって、「その消滅した日の翌日から起算して15日以内に、所定の事項を政府に届け出なければならない」とした問題文は誤りである。 (E)正解 法4条の2第2項、則5条2項 労働保険の保険関係が成立している事業の事業主は、保険関係の成立の届出に係る事項のうち所定の事項に変更があったときは、変更を生じた日の翌日から起算して10日以内に、名称、所在地等変更届を所轄労働基準監督署長又は所轄公共職業安定所長に提出することによって行わなければならないことになっている。 |
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